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ご両親へ向けてのセクマイ指南2~SRS(性別最判定手術)を告げられたら~

堀川歩お子さんからセクシャルマイノリティを告げられても、ひとつピンとこなかった方も、「SRS(性別再判定手術)を受けたい」と言われれば、「ちょっと待って」というお話しになると思います。それは親の思いとしては、取り返しが付かないのでは、手術にはリスクがあるのではというようなこともあるかと思います。ここでは、それらについてお話しをしたいと思います。※ セクマイへのQAについては“親がよくする勘違い編”をお読みください。

親がよくする勘違いQA

SRS(性別再判定手術)を告げられたら

手術することへの危険性について

手術は身体にメスを入れるのですから、100%リスクがないとは言えません。仮に安全という手術でも、親ですからご心配はおありですよね。それに、SRS手術は、メジャーで日常的に聞くものではありませんから、その工程・副作用・費用・術後などについての不明点もご心配を助長している原因なのだと思います。

またおそらく、そもそも手術をしなければならないのか・・、というお気持ちもおありでしょうから、そういった点からも、手術をやめてもらいたいというところもおありかと思います。
いずれにせよ、当事者本人の気持ちは強くとも、最終的には両親に納得をしてもらったうえで手術がしたいという気持ちはあるはずです。
ですから、お子さんとお話し合いができるためにも、手術自体の知識もインプットをしておかれてください。

■ ガイドライン(性同一性障害に関する診断と治療)の概要※こちらのコンテンツもご参考ください。

取り返しがつかないのでは?

どこまでの手術をするかによりますが、性器の手術までしてしまえば、すべてを同じ状態、元通りにすることはできません。だからこそ、そのご心配は尽きないものでしょう。

当事者本人も自分だけの身体ではありませんから、ご両親とは十分に話しあって、そして手術の詳しいお話しもすべきであると思います。

かく言う僕自身も、手術をすることに未だ納得はされていません。「娘であることは変わらない、事実だ。しかし、自分の好きな様に生きると言われたら止める権利はない」という話のもと、今(ホルモン療法)には至ります。たしかに「取り返しがつかない」と言われれば、辛いところはありますが、それは自分自身が一番よく分かっており、生半可な気持ちで手術をしたいと言っているわけではありません。
また、法律系コンテンツにある、“セクシャルマイノリティが戸籍を変更するには”を読んでいただければ分かるように、仮にGIDの方が異性愛者で法律婚を目指すのであれば、戸籍の変更が必要で、それにはSRS手術が必要になってくるのです。いずれにしても、「やる」しかないのです。

たとえば、「起業」や「留学」をしたいとなった時、両親に話した所、反対されたからといった場合はどういう手段をとるか。。「諦める」「納得してもらうまで説得する」「別の方法を考える」「反対されたままでも突き通す」など、色々とあるでしょう。
ただ本件は身体のことが関係しているだけに、突き通すというのはあまりにも、親に対して配慮がなく自分勝手だと言われてしまうかもしれません。ですが、やるしかない、という気持ちも分かってはいただきたいのです。なお、僕個人としては、突き通した時には、人間的に親から認めてもらえる様な自分となり、結果、納得してもらえると思っています。

1回の人生の中で性別を変えるということは、そう誰もが経験できることではありません。
だからこそ、常識が通用しないだけに、苦労や悩みはその分人一倍多くなってくるかも
しれませんが、それを乗り越えた時は、人一倍喜びにも満ち溢れるはずです。同じ「人一倍」何かを生まれながらにして感じられるのであれば、僕は人一倍幸せを感じて、生きられる人生を送りたいと思っています。

※ 本件は、堀川の個人的な意見ですので、同じ当事者でも違う考え方の方はおられます。ですので、あくまでご参考ということでお考えください。

「普通であって欲しかった」ということについて

これはすごく素直な気持ちだと思います。僕自身も何度、「普通に男として産まれたかった」と思ったことでしょう。決して、GIDであることに、偏見を感じているわけではありませんが、いわゆる「普通」に産まれていれば、この問題に対して何も葛藤することはなかったのでしょうから。ですから、それを言われてしまえば、何も言い返すことはできません。
けれど、この自分に産まれたおかげで、一つ一つ普通に産まれていれば、気にも止めていなかったようなことと、向き合うことができたのも事実です。

両親を憎んだ時もありました。
自分を傷つけ死を覚悟したこともありました。
他人からどう思われているのかに怯え、自分を見失ったこともありました。

でも、僕は僕で産まれてよかったです。経過はどうであれ、自分の子どもが自分であることに誇りを持っている。それだけではダメですか。

堀川コメントご両親様からのご相談も大歓迎です。全力で向き合ってお話しをさせていただきます。お電話・メール・ご訪問でのご相談もウエルカムです(有料となりますことご容赦ください)。

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