セクシャルマイノリティのための幸せ法律入門
法律婚が適用できないセクシャルマイノリティの方が、パートナーと幸せな家庭を築くための手段をピックアップして説明しています。これらをすれば、どうしても費用はかかってしまいます。ここは申し訳なく思います。けれど、これらで、パートナーの将来(財産)や、お互いの関わり(互いのお世話など)を護ることができるわけです。そして、1つずつ、自分達の今後を確認しながらする手続きや作業は、必ず二人の絆を深めます。
確かに、これらをせずとも、その権利が認められれば、それにこしたことはありませんが、けれど、無いいじょうは、こうした手段で模索をしてゆくしかありません。全てでなくともよいのです、たとえば遺言だけでもよいのです。何がしかの対策はしておかれてください。私は、これらが無いことで、パートナーの没後や、病気時に、阻害されてしまったケースを何度も見てきております。だからこそ、強くプッシュをしていること、ご理解をください。二人の幸せが最期まで続くこと、心から願っているのです。
パートナーと幸せになるための法律入門 |
パートナー契約書「法律上で認められていなければ、二人の間で、契約を交わし・誓約をすればいいじゃない」かというものがパートナー契約書(準婚姻契約書)です。法律婚に近い関係を作ることが可能です。養子縁組とは違う夫婦の形でもあるかもしれません。詳細はこちらから |
任意後見契約書(公正証書)パートナーの病中(老後※)の身の回りから、お金に関する管理をするための契約です。法律婚や親族関係でなければできない、介護/入院施設の手続きやお金などの身の回りのお世話と財産の管理をするためのものです。 詳細はこちらから |
死後事務委任契約書(公正証書)パートナーが亡くなった後の身の回り(葬儀・家の片付け・行政官庁等への諸届事務)の手続きから、お金の支払いなどまでするための契約です。任意後見契約と同じく、これがなければすることはできないものなのです。 詳細はこちらから |
遺言書・死因贈与契約書亡くなった後に自分の財産の行き先を決めておくものです。法律婚の関係にないパートナー同士でも、遺言書や死因贈与契約を結んでおくことで、相手方へ財産を残してあげることと、親族との紛争を避けてあげることが可能です。 詳細はこちらから |
尊厳死宣言公正証書病状が重く(末期ガン等)、延命措置が苦痛を伴うだけのものや、それに対して過度な費用がかかるような場合に、延命措置を止めてもらいたい、というように、つまり、死に対する選択について、自らの尊厳を考慮してもらうというものです。 詳細はこちらから |
養子縁組養子縁組の方法は一つだけではありません。(ケース1)当事者一方の両親と養子縁組をするもの、(ケース2)当事者同士で養子縁組をするというものがあります。どちらを選択するかによって、お互いの関係は変わってきます。 詳細はこちらから |
パートナーとの関係解消トラブルパートナーとの関係解消(離婚)物事には表裏がありますから、結婚があれば離婚があり、それは致し方ない事ともいえます。ただ、私からのお願いとしては、ここまでお互いの事を考えて築いた関係なのですから、思い遣りの気持ちを忘れ、揉めて揉めた末に・・ということにはしていただきたくありません。パートナー契約(準婚姻契約書)を交わしているお二人であれば、改めて読んでいただき、思い遣りのある関係の解消を考えていただきたいと思います。詳細はこちらから |
元パートナーとのトラブル(ストーカー)関係解消後に、いやがらせや、相手方の執着が離れずに、付きまとい・待ち伏せ、職場への嫌がらせ電話、などに悩まされているケースは、よく聞くお話です。一度は、パートナーとして関係を築いたわけですから、このような事態になってしまうことは、非常に悲しいことです。こうした事態になった後に十分な話し合いができるわけもなく、怖い日々を送るわけですが、こうした場合にどうすればよいでしょうか。詳細はこちらから |
戸籍変更・改名の手続きについて改名手続きの流れと裏ワザ?GIDの方にとって、戸籍変更は手術を伴うものですから、ハードルは高いものです。しかし、戸籍上の名前の変更(改名)については、そこまで敷居は高くありません。法律上の建前としての手続きの流れと、当事者がじっさいに行なっている流れを説明しています。詳細はこちらから |
戸籍の変更手続き入門GIDの方への戸籍変更のハードルは非常に高いものです。ここでは、その流れや、手続きについてのお話しはしっかりといたしておりますが、それ以外にも、松浦・堀川それぞれの想いを散りばめてありますので、そちらもお読みいただきながら、戸籍変更や各手術について考えてみてください。 |